第35回日本義肢装具学会学術大会(仙台)機器展示に出展いたしました。
2019/7/13(土)、14(日)仙台国際センターにて開催された第35回日本義肢装具士学会学術大会(仙台)の機器展示に出展いたしました。期間中当社展示ブースにお立ち寄り頂いた皆様、ありがとうございました。
今回の展示では当社が輸入販売を行う義肢装具パーツを展示紹介しましたが、特に、本展示会で日本初紹介となったエクステンドコネクトに興味を示す方が多くおられたので、ここでご紹介します。
エクステンドコネクトは、エクステンドフットを開発したクリストファーリンデさんが開発したコネクタです。このエクステンドコネクタを使用する事によって、義足パーツを生活環境や活動に合わせて迅速に、しかもアライメント調整を行わず交換することができます。
例えば、義足足部や膝継手を簡単に交換できます。高い負荷のかかる仕事中に使用している足部と日常生活に使用している足部をお持ちの方が同じソケットを使用したまま、足部のみを交換することができます。
また、ズボンを履く際に足部を切り離せば、着替えが簡単に行えます。上肢の動きに制限のある方にとっては大変便利な使い方です。
ちなみに、クリストファーさんは家の中では、膝継手以下のパーツを切り離し、スタビー義足で過ごすこともあるそうです。
またクリストファーさんは、仕事の関係で飛行機や車での移動も多いので、狭い空間では膝継手以下を切り離しているそうです。
エクステンドコネクタは以下の2つの主要部品から構成されます。
1. クイックフィットユニット(ロッキングホイールを有するパーツ)
2. ベースユニット(クイックフィットに接続されるピラミッドパーツ)
クイックフィットが3種類(チューブクランプ、4穴、メスピラミッド)、ベースユニットが2種類(メスピラミッド、オズピラミッド)存在します。
現在のところ完成用部品には認められておりませんが、アライメント調整を気にせず、義足パーツを切り離せるのは、ユーザーにとってメリットがあるパーツだと思います。
実際にクリストファーさんが、このエクステンドコネクタを使用している動画がありましたので、ご覧ください。