車椅子でスポーツに取り組み、数々の大会に参戦してメダルや記録を得て活躍されている山崎真理さんを紹介します。
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山崎 真理 さん (ヤマザキ マリ さん) 山崎さんの主な実績 2001年 世界障害者バトミントンスペイン大会(ダブルス):銅メダル 2002年 高知国体 フライングディスク(ディスタンス):金メダル[大会新記録] 2004年 埼玉国体 砲丸投げ:金メダル[大会新記録] 2004年 埼玉国体 ソフトボール投げ:金メダル[大会新記録] 2005年 ジャパンパラリンピック 砲丸投げ:金メダル[大会新記録] 2005年 ジャパンパラリンピック 円盤投げ:金メダル[日本新記録] 2006年 兵庫国体 フライングディスク(ディスタンス):金メダル 2006年 兵庫国体 フライングディスク(アキュラシー):金メダル 2006年 東京都スポーツ大会 砲丸投げ:金メダル[大会新記録] 2007年 東京都スポーツ大会 砲丸投げ:金メダル[大会新記録] 2007年 ジャパンパラリンピック 砲丸投げ:金メダル[大会新記録] 2007年 ジャパンパラリンピック 円盤投げ:金メダル[日本新記録]
加筆(2011.3.18) 2006年 バトミントン日本選手権 シングルス:銅メダル 2010年 バトミントン日本選手権 シングルス:銀メダル 2010年 東京都スポーツ大会 ソフトボール投げ:金メダル[大会新記録] 去年までに取ったメダルが、金銀銅全部で122個になりました。
加筆(2011.6.28) 第12回東京都障害者スポーツ大会 フライングディスク:金メダル 第12回東京都障害者スポーツ大会 ソフトボール投げ:金メダル[大会新記録] 第12回東京都障害者スポーツ大会 砲丸投げ:金メダル また、この第12回東京都障害者スポーツ大会の開会式で炬火ラインナーを務めました。
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車椅子でスポーツに取り組まれている山崎真理さんの練習の様子を取材しました。
山崎さんのこれまでの実績をお伺いすると、練習がハードなのも納得できました。

フライングディスクの動画をみる
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Q.スポーツに取り組まれたきっかけは? 私が初めて障害者の大会に参加したのは、1997年の東京都障害者総合スポーツセンターでのバトミントン大会でした。その大会で男子ダブルスクラスに特別に参加させていただき、銀メダルを獲得できたのが「障害者スポーツ大会は楽しい、頑張ろう」と思い始めたきっかけでした。それで、障害を持つ前は練習が好きではなかったのですが、障害を持ってからの私は、練習が好きになり頑張れるようになりました。 |
Q.その後は?
それから本格的に車椅子でスポーツに取り組んだのですが、実は障害者の国体やパラリンピックには、私の一番得意なバトミントンという種目が無いんです(世界障害者バトミントン選手権大会という国際大会があり、山崎さんは2001年のスペイン大会のダブルスで銅メダルを獲得しております)。そこでフライングディスクという競技に取り組み、2002年の高知国体でディスタンスという種目(ディスクを遠くまで飛ばすのを競う競技)で金メダルを取ったんです。それからはパラリンピックに出場するという目標に向けて、フライングディスクに続き、砲丸投げ、円盤投げにチャレンジして参りました。
そして練習の努力が実り、2005年のジャパンパラリンピックの砲丸投げと円盤投げで、日本記録を更新して金メダルを獲得することができました。今は北京パラリンピックを目指して頑張っています。
砲丸投げの動画をみる
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Q.これまでのかなりの練習・努力をされたと思いますが? 学生時代はあまり練習が好きでなかったんですけど、今では週に4-5日は練習に励んでいます。練習内容も自分のコンディションを考えながら、また全国大会日程を考慮しながら全て自分自身でマネージメントしています。
Q.ご自身で全て行うのは大変ですね? はい、私の場合、複数の競技に参加していることもあり、年間を通じて、たくさんの大会へ出場するために日本中で参戦しています。なので費用の面でもスケジュールの面でも大変です。それと練習内容も自分で管理するので、つい練習をしすぎて大会前に調子を落としてしまうなんてこともあったりします。 |

円盤投げの動画をみる
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Q.これから競技を始めようと考えている方へメッセージがあれば、どうぞ。 今、国内にはライバルが少ないので、お互いに切磋琢磨できるライバルがたくさん欲しいです。そのためにも多くの方に競技に参加してほしいと思います。 |