アクセスランキング

Powered by Six Apart

« 2023年4月 | メイン | 2024年1月 »

2023年6月

2023年6月19日 (月)

新商品「キディフロー」のご紹介 

カーボン製短下肢装具 小児用アラードAFOに可撓性の大きなキディフローが加わりました。


品名:キディフロー

Kiddieflow

 キディフローは従来から存在するキディゲイト、キディロッカーと同じ形状デザインですが、より柔軟性を持たせ前後への体重移動が容易に行え、歩きにくさがありません。キディフローの登場により小児用アラードAFOのラインナップが拡大され、インソール/SMO装具と従来の小児用アラードAFOとの間のユーザー層をカバーできるようになりました。

  
 キディフローを含む小児用アラードAFOは、インソールやSMO装具と組み合わせることによりA/PとM/Lの安定性を高めることが可能です。一般的にアラードAFOは靴と一緒に使用するので、インソールやSMO装具と機械的に接続する必要はありません。

 

 小児用アラードAFOには「キディフロー」「キディゲイト」「キディロッカー」のラインナップがありますが、歩行分析やROMテスト、筋力テスト等を用いてユーザーに対して適切な装具を選択してください。下部のチャートと注釈も参考に適切な装具と組合せを検討してください。

Noname

 

  • どのような歩行障害があるのかを包括的に分析することにより適切な装具の決定が可能になります。
  • 過度の回内、回外がある場合は、インソールやSMO装具との併用でM/Lをコントロールする必要があります。
  • 一般的にA/Pのコントロールの必要性が高まるにつれて硬めの装具が必要です。キディフロー、キディゲイト、キディロッカーはインソールやSMO装具との併用により、ほとんどのケースに対応可能です。
  • 併用した状態で歩行分析を含む評価を繰り返し行うことが必要です。
  • 痙性の程度が非常に高い場合やより複合的な歩行障害がある場合は、小児用アラードAFOよりも硬い装具を検討する必要があります。

 

 

【想定される使用方法】
キディフローは発育期に正常な可動域を提供し、より機能的な姿勢の中で足部と足関節を複合的にサポートします。

 

【適応】
下垂足、つま先歩行、固有感覚障害からくる二次的な歩行障害、脳性麻痺や筋ジストロフィー。

 

【禁忌】
以下のようなケースには使用しないでください。

・背屈方向のROMが制限されているケース(中間位から少なくとも5度の背屈が必要)
・強い拘縮
・大腿四頭筋の痙縮
・過度の膝の内外反
・過度の足部の内外反
・クラウチングゲイト

 

2019年にJournal of Paediatric Rehabilitation Medicine で発表された、脳性麻痺児に対しキディゲイト装着時と裸足、靴を装着した時との比較研究*の中で、遊脚相だけでなく初期踵接地と立脚中期での歩行改善が報告された。

*Efficacy of prefabricated carbon-composite AFO for children with unilateral spastic Cerebral palsy exhibiting a drop foot pattern” Journal of Pediatric Rehabilitation Medicine. An Interdisciplinary Approach 12 (2019) 171-180 171


小児用アラードAFOシリーズは、お係りの補装具製作会社様を通じて試着が可能です。


Tazawabanner

Allardbanner

Marketingbanner