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2018年12月 3日 (月)

アルファライナーユーザー向けボリュームマネージメントパッド

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3枚入り(S, M, L)
完成用部品認可済
品名:アルファ ボリュームマネージメントパッド(S,M,Lの3枚のパッド入り)
品番:ウィローウッド ALA-VM

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今回はライナー式義足を使用している方のソケット適合管理ツールである”ボリュームマネージメントパッド”をご紹介します。


断端の容量は常に変化しています。
1日というスパンでも、数ヶ月あるいは数年というスパンでも断端の容量は変化しているといわれております。

断端が痩せても何も対応しないと、当初きっちりと適合していたソケットは緩くなり、その結果断端はソケットに落ち込みます。そしてソケットの中で余計な動きが発生すると、断端に痛みを感じたり、またその余計な動きがライナーを破損する原因ともなります。

例えば午前中はぴったり適合していた義足ソケットが夕方になると緩くなったりします。そんな時に以前にもご紹介しましたが断端袋をライナーの上から履いてソケットの適合を維持します。また、義足ソケットを作製してある程度年数が経過していれば、ソケットの作り直しを検討するかもしれません。

今回ご紹介する”アルファ ボリュームマネージメントパッド”はライナーの内側に貼りつけて、痩せた容量の分をライナーの内側からパッドで補おうという考えの製品です。


アルファライナーと同じサーモプラスチックという素材なので、違和感なくライナーにピッタリと貼りつきます(アルファスピリットライナーとハイブリッドライナーに限る)。ライナー素材についてはこちらの記事を参照して下さい。

アルファボリュームマネージメントパッドを使用する時は、以下の点に注意して下さい。

断端が痩せると(容量が減少すると)ソケット装着時に不快感を感じますが、その不快感を感じる箇所と実際に容量が減少した箇所は同じとは限りません。本製品は容量が減少した箇所に貼り付けて使用します。例えば下腿切断者の場合、断端前方に不快感を感じたとしても、容量の減少が生じたのは断端の後方であることも考えられます。その場合は断端後方に“ボリュームマネージメントパッド”をあて対処します。

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製品はS,M,Lの3枚のパッドが入っているので、減少した容量にマッチするサイズを選択して下さい。

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パッドはテイパー状になっていますので、面積の広い面を断端側へ配置します。

他メーカーにはあまり無いタイプの断端容量管理ツールだと思います。このようなツールを駆使して、良好な義足ソケット環境を保つことは重要と思います。

今回はアルファライナーユーザー様へ、ユニークなソケット適合管理ツールをご紹介しました。


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