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2019年1月

2019年1月30日 (水)

アラードAFO試着デモキット到着

前回も本ブログで関連記事を紹介しましたが、最近カーボン製短下肢装具「アラードAFO」へご興味を頂く方が大変増えて参りました。

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「アラードAFO」は神経疾患による下垂足用の短下肢装具なのですが、固定を目的というよりは、どちらかというと歩くための装具です。就労、就学されていれば、なおさら”歩く”事は必要な動作ですよね。


従って、アラードAFOは靴と一緒に利用する事を前提としております。ただし、大変薄い装具なので、市販の靴が履けます。わざわざ装具用の大きな靴を履く必要がありません。

最終的には、義肢装具士さんによるフィッティング加工が必要になるケースもありますが、靴さえお持ちであれば、装具を試着してその場で装具の機能を確認して頂くことができます。装具を購入する前に体感できる事は、かなりのメリットだと思います。

Dsc_0715_2この度その為の、試着デモキットをメーカーより多数取り寄せいたしました。トーオフ、ブルーロッカー、イプシロン等一通りのラインナップをご用意いたしました。


試着時は適切な靴をご用意されると良いと思います。
ひも靴で、中敷が取り出せるソールのしっかりした靴が理想的です。インストラクションビデオで説明しているので、詳しくはこちらのStep4.靴の選択、踵の差高ご確認下さい。


弊社(東京都文京区)にお越し頂ければ試着でる体制にいたしましたので、ご希望の方は先ずは、弊社までご連絡下さい。専用の試着依頼フォームも作っておきましたので、こちらからでも対応いたします。

また、お係りの補装具会社様を通じても試着できるような体制にもなっておりますので、是非アラードAFOを体感してみて下さい。

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2019年1月17日 (木)

シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)市民公開講座に参加して参りました。

シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)市民公開講座に参加して参りましたのでご報告いたします。

日時:平成31年1月14日(月・祝)
会場:東京ステーションコンファレンス(サピアタワー5階 503)

シャルコー・マリー・トゥース(以下CMTと称する)は抹消神経が障害される疾患の総称です。CMT患者様の多くは、足や手の先の筋肉がゆっくりと進行性に痩せていく、痛みや冷たさに対する手足の感覚が鈍くなる病気で、日本での有病率は10万人あたり約10人程度とされています。

「CMTの治療向上に関するエビデンスを構築する研究」を行っている先生方が主催するCMT市民公開講座にて、アラード社AFOを展示紹介するために、弊社から田中と福田の2名で参加して参りました。

以前よりCMT患者様にアラードAFO、特にブルーロッカーショートタイプをご利用頂くケースが多く、今回はその試着品を沢山持ち込んで展示紹介して参りました。

Toeoff_short001992toe_2展示紹介したアラードAFO


 
当日のスケジュールとしては、先生方よる以下の3演題と装具の相談・試着会という構成になっており、100名以上の参加者が来場されておりました。

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・CMTの研究状況(京都府立医科大学 中川正法先生)
・CMT病の装具療法とリハビリテーション(国立精神・神経医療研究センター病院 小林庸子先生・矢島先生)
・CMT友の会~その活動について~(CMT友の会代表 山田隆司様)


one 

中川先生からは、CMTに関する症状や治療法の現状の報告があり、リハビリテーション、装具療法、日常生活上の工夫が機能維持・改善に重要と説明がありました。また、CMT患者様の実数、療養状況、生活状況、症状の自然史を明らかにし、将来の臨床治験実施の体制を整えるために、CMT患者様に症状などを登録して頂く「CMT 患者実態調査」のシステムを立ち上げたので患者様の登録のお願いがありました。
 以下のサイトから登録ができますので、患者様におかれましては是非ご協力をお願いします。

http://www.cmt-japan.com/index.html

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two

国立精神・神経医療研究センター病院 小林庸子先生・矢島先生からは、CMTに対する装具療法とリハビリテーションについて報告がありました。症状に合わせた補装具の選択目安チャート等を用意しており、豊富なデータ蓄積と独自のノウハウを持たれているのが印象的でした。実際に臨床の中で、弊社取扱いのアラードAFO、特にブルーロッカーショートをCMT患者様に沢山ご利用頂いておりました。

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 three

CMT友の会代表の山田様からは、会の活動目的と交流会についての紹介がありました。現在200名以上の会員数で、医療や福祉では解決できないことや家族や友人には相談しにくいことを患者様同士で解決しようという理念で活動されているそうです。

XxxxCMT友の会のサイトはこちらをクリック


最後に装具相談・試着会が行われ多くの方にアラードAFOをご試着頂きました。両側装具が必要な患者様がほとんどなので、支持性の高いブルーロッカー、ブルーロッカーショートの試着品を持ち込み装具を体感頂きました。アラードAFOは膝折れ等の心配の無い方で沢山歩きたいという方や仕事で移動が必要な方等には有効な装具だと思います。

※アラード社はアメリカのCMTA(Charcot-Marie-Tooth Association)のコーポレート パートナーとして、活動をサポートしております。

ご興味のある方は田沢製作所内にて試着が可能です。また、お係りの補装具会社様を通じで試着することが可能です。アラードAFOについて詳しくはこちらをご覧ください。

Dn4378*当日の写真ではありません。

最後にCMTに関する書籍のご紹介です。

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シャルコー・マリー・トゥース病診療マニュアル 改訂2版
編集 CMT診療マニュアル編集委員会
B5判・187頁
定価(本体4,200円+税)
ISBN978-4-7653-1659-0

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2019年11月16日(土) 9:30~ 田沢製作所内においてアラードAFO試着会を行います。

当日は、スウェーデンより担当者が来日し、カーボン製短下肢装具の試着をサポートいたします。

完全予約制ですので、お早目にお申し込みください。

Photo詳しくはこちらをご覧ください。


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2019年1月 9日 (水)

アラードAFOのご紹介

弊社では、スウェーデン アラード社のカーボン製短下肢装具「アラードAFO」を取扱いをしております。

アラード社AFOは歩きやすさをお求めの方のために開発されたダイナミックな短下肢装具です。

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カーボン製なので、その特性の、しなりとエネルギー反発を利用し歩行をアシストします。

下垂足による短下肢装具ユーザーの様々なニーズ(安定性、強度、歩きやすさ、快適性、歩行スピード等)にお応えし、”より良い生活”をサポートいたします。

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  • 軽量
  • 目立ちません
  • 市販の靴が利用可能
  • 試着が可能

製品は軽量(約120g~)なので、歩行時のエネルギー消費を抑えることができます。さらに大変薄い仕上がりになっておりますので装着時に目立ちません。市販の靴を利用できるのも大きなメリットだと思います(基本的に靴と一緒に使用します)。装具用に大きなサイズの靴を選ぶ必要もございません。最終的には義肢装具士さんによるフィッティングが必要ではありますが、試着が可能という事も特徴の一つです。先ずは、どんな感じなのかを体感していただくことができます。

製品の詳細については、専用サイト「アラード社AFO」をご覧ください。

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そのアラード社AFOですが、お陰様で近年、日本でのご利用者が増えてまいりました。

そこでこの度、アラード社AFOの医療従事者向けインストラクションビデオのサイトを作成いたしました。

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メーカーが制作したインストラクションビデオを弊社のスーパー義肢装具士 田村君が翻訳してくれました。動画を使って種類の選択からフィッティング、アライメントの注意事項等を説明しているので、とても判りやすい資料になっています。アラードAFOをご利用になる医療関係者の方は是非ご覧ください。

以下の項目を動画を使って説明しております。

Step1: 種類の選択
Step2: サイズの選択
Step3: 足部のバイオメカニクス
Step4: 靴の選択、踵の差高
Step5: 適切なアライメント
Step6: 近位関節のコントロール
Step7: フィッティング
Step8: ユーザー様への指導


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