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2018年12月

2018年12月19日 (水)

第29回日本小児整形外科学術集会の機器展示に出展

12月14日(金)、15日(土)ウインクあいち(名古屋)で開催された、第29回日本小児整形外科学術集会の機器展示に出展いたしました。

 

弊社が代理店を務めるスウェーデン アラード社の小児用装具を展示紹介してまいりました。初めて出展する学会の機器展示でしたので、普段ご紹介したことのない先生方にアラード社小児装具を紹介することができました。

 

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弊社展示ブースでは、カーボン製AFO「キディゲイト」や小児用股関節装具「スワッシュ」、手関節安静保持装具「SOTレスティングスプリント」等をご紹介いたしました。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

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アラード社小児用装具はいずれも大変ユニークな装具で、多くの方へご興味を持って頂けました。ちなみに上の写真は「キディゲイト」というカーボン製の短下肢装具なのですが、軽く、薄く、市販の靴の中に入れてご利用することができます。

各種デモ機がございますので、お係りの病院または補装具会社様を通じて装具をお試しいただく事ができます。

アラード社小児用装具を紹介したイメージビデオがありましたので、貼っておきます。


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2018年12月12日 (水)

新製品fromスウェーデン

現在弊社では、アメリカのウィローウッド社や台湾のテーリン社等の義肢パーツの輸入販売元となっておりますが、新たにスウェーデンの「リンデ エクステンド社」の義足用足部パーツを取り扱うことになりました。

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この会社の創業者のクリストファー リンデさんは、2006年に彼が17歳の時、鉄道事故で両足と左腕を失いました。

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もともと彼はトップスイマーだったこともあり、事故からわずか2年後にはパラリンピックで優勝いたしました。しかし、日常生活での歩行、特に不整地でバランスをとって歩くことには不自由を感じていたそうです。そこでエンジニアとして義足でのバランスについて研究し、整形外科の専門家や大学の研究員とチームを作り、より柔軟に動き、舗装されていない路面や野山でもバランスを保てる義足足部「エクステンドフット」を開発しました。

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カーボンと強化プラスチック製なので、足への衝撃をアクティブに吸収し、エネルギー効率良く反発する足部です。さらに一番の特徴は、上の写真の様に内外反への動きに追随できるので、優れたバランス、安定性のある足部です。

日常生活での歩行はもちろん、野山を歩く方、アウトドアを楽しむ方等にも最適な足部です。

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来春の完成用部品認可をめざし、多くの方にフィールドテストにご協力頂きました。ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

既に試着デモ品のご用意ができております。来春大々的に販売開始となりますが、ご要望があれば試着が可能です。


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2018年12月 3日 (月)

アルファライナーユーザー向けボリュームマネージメントパッド

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3枚入り(S, M, L)
完成用部品認可済
品名:アルファ ボリュームマネージメントパッド(S,M,Lの3枚のパッド入り)
品番:ウィローウッド ALA-VM

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今回はライナー式義足を使用している方のソケット適合管理ツールである”ボリュームマネージメントパッド”をご紹介します。


断端の容量は常に変化しています。
1日というスパンでも、数ヶ月あるいは数年というスパンでも断端の容量は変化しているといわれております。

断端が痩せても何も対応しないと、当初きっちりと適合していたソケットは緩くなり、その結果断端はソケットに落ち込みます。そしてソケットの中で余計な動きが発生すると、断端に痛みを感じたり、またその余計な動きがライナーを破損する原因ともなります。

例えば午前中はぴったり適合していた義足ソケットが夕方になると緩くなったりします。そんな時に以前にもご紹介しましたが断端袋をライナーの上から履いてソケットの適合を維持します。また、義足ソケットを作製してある程度年数が経過していれば、ソケットの作り直しを検討するかもしれません。

今回ご紹介する”アルファ ボリュームマネージメントパッド”はライナーの内側に貼りつけて、痩せた容量の分をライナーの内側からパッドで補おうという考えの製品です。


アルファライナーと同じサーモプラスチックという素材なので、違和感なくライナーにピッタリと貼りつきます(アルファスピリットライナーとハイブリッドライナーに限る)。ライナー素材についてはこちらの記事を参照して下さい。

アルファボリュームマネージメントパッドを使用する時は、以下の点に注意して下さい。

断端が痩せると(容量が減少すると)ソケット装着時に不快感を感じますが、その不快感を感じる箇所と実際に容量が減少した箇所は同じとは限りません。本製品は容量が減少した箇所に貼り付けて使用します。例えば下腿切断者の場合、断端前方に不快感を感じたとしても、容量の減少が生じたのは断端の後方であることも考えられます。その場合は断端後方に“ボリュームマネージメントパッド”をあて対処します。

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製品はS,M,Lの3枚のパッドが入っているので、減少した容量にマッチするサイズを選択して下さい。

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パッドはテイパー状になっていますので、面積の広い面を断端側へ配置します。

他メーカーにはあまり無いタイプの断端容量管理ツールだと思います。このようなツールを駆使して、良好な義足ソケット環境を保つことは重要と思います。

今回はアルファライナーユーザー様へ、ユニークなソケット適合管理ツールをご紹介しました。


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