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2021年11月19日 (金)

義肢コネクタ エクステンドコネクトのご紹介

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義肢用コネクタ「エクステンドコネクト」にアンカー取付けタイプA100-QPが加わりました。

ソケットにラミネーションされたアンカーパーツにねじ込めます。A100-QPの遠位にはオスピラミッドもしくはメスピラミッドが取り付け可能です。

このエクステンドコネクトを使用する事により、義足パーツを迅速に切り離すことが可能となります。 再取り付け後のアライメント調整は不要ですので、工具無しでパーツの切り離し、取り付けが行えます。エクステンドコネクトは、ロッキングホイールを有するクイックフィットユニットと受けとなるベースユニットから構成されます。

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A.クイックフィットユニット

B.ベースユニット

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種類があるので組み合わせによりほとんどの義足構成に組み込めます。

 

このエクステンドコネクトを使用する事により以下のようなことが可能となります。

例えば 義足ユーザーにとってタイトなズボンの着脱は難しいです。足首は固定されてしまっていますのでズボンを通すのは困難です。スーツを着用しないといけないビジネスマンは少なくないと思います。 特に手にも障害のある方にとっては、着衣も制限されてしまいます。

 

また車の助手席や飛行機等、狭い空間に留まるときに簡単に義足パーツを切り離せます。仕事で車、飛行機での移動が多い方もいらっしゃると思いますが、パーツを切り離せることにより身体への負担も軽減できます。 

 

一つのソケットで2タイプの義足として利用する事もできます。ソケットの下にエクステンドコネクトを取付けることによりソケット以下のパーツを組み替えることができます。例えば両大腿切断者が転倒の危険を防ぐために、屋内ではスタビー式義足に切り替えたりできます。

 

 

残念ながら2021年11月現在エクステンドコネクトは完成用部品に認可されておりません。 自費でならば問題なくご利用いただけます。公費で使用する場合は、特例補装具費の支給に則ってご利用ください。完成用部品認可まではご不便をおかけしますが申し訳ございません。

詳しくは厚生労働省サイトの補装具費支給制度の説明の中の ア.補装具費支給事務取扱指針をご確認ください。 

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補装具は原則1個の支給になりますが、補装具費支給事務取扱方針の中でも以下の様に書かれております。しかもエクステンドコネクトを使用すればソケットは使いまわしが可能なのでコストを抑えることができます。

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いずれにしても、このパーツが職業や生活の上で必要な事をユーザー様が訴え、更生相談所に認めてもらう必要があります。あったらいいな~程度では認めてもらえないと思いますので、しっかりと必要性を訴えてください。


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